10月27日(火) ひよこ組クラス日誌・石谷
2歳児にとって、初めての遠足。私自身子どもたちと遠足に出かけるのは初めて。「ちゃんとあるけるか?「バスに乗れるかな?」「シカを見て泣かないかなぁ〜」と心配ばかりでした。登園時、子どもたちの表情は、いつになく緊張でカチコチ、でもいざバスに乗ってしまうと「せんせーみてークレーンしゃ!」「バスー」「コンビニー」と次から次へと目にうつる景色に大興奮。子どもたちの言葉を繰り返しながら返事をし、楽しい時間が過ごせ、とってもホッとしました。若草山に着くと、いるわいるわ目の前にはシカ、鹿、しか。「どうぞごゆっくり」と言わんばかりにドーンと座りこんで、大きな瞳で子どもたちを見つめいています。「触りたい!」と近寄るお友だち。その様子を恐る恐る見守る他の子ども。手を伸ばしゆっくり触る。「触れた!大丈夫!」とニッコリ。その子に続いて、怖いながら勇気を振り絞って全員触る事が出来ました。わざと「さわれた?」と声をかけると「触れたし」と自信満々。出来ないと思っていた事も友だちの力も借りて、また1つできた瞬間でした。若草山、一合目斜面の角度は20〜30度あるのかと思うほど、目の前に広がり、その頂上に木のベンチがあります。「のぼりたい!」「じゃあ、行ってみよ」と、私自身どこまで登れるのか、子どもたちの勇気にワクワクしながら、後ろからついて登りました。どんどん登る子どもたちに私の方が不安になって「一度後見て怖くない?大丈夫?」と声をかけたぐらい。「まってていいよ」と声をかけるも「みんながいくからいく!」と、その言葉に逞しさを感じ、感動しました。全員でベンチに到着。振り返れば、緑が美しく見下ろした景色は想像以上に最高でした。もちろん、景色もですが、とても自信に満ちた得意げな子どもたちの表情は、今でも私の目に焼き付き、宝物になりました。