|
|
|
|
“年長ドッヂボール大会” 増刊号その2
|
|
|
|
|
|
|
|
|
3月14日(金) すずらん組クラス日誌・小幡
今日、卒園式の練習でハヤピーから昨日のドッヂボール大会の話がありました。「すずらんさんは何で4回とも負けちゃったと思う?」シーン……「勝ちたいと思う?」シーン……「勝ちたい」とぽつり「本当に勝ちたいならもう一回試合するかみんなで話し合ってみて」とハヤピーが言って下さいました。そして部屋に戻って話し合いが始まりました。まずは「何で負けてしまったのか?」口々に「ボールをちゃんと見てなかったから」「ボール投げるの下手くそやから」「かたまって逃げてたから」という意見がたくさんでました。確かにそういう細々とした事も原因の一つではありますが、みんなまだ気付かないようなので「みんな試合始まってはじめの方は勝っててんで!でもだんだん当てられていってん、だから力の問題だけなんかな?」といってみると、シーン……「あきらめたからや」とぽつり。最後まで頑張る気持ちが足りなかったという事に気付きました |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
何でも最初は頑張るけどすぐにダレてしまい、諦めてしまう、それがすずらんの課題だったように思います。そして「もう一回勝ちたい」という声も出てきました。でもいつも意見を言うメンバーです。「座っている子はどう思う?別にしなくてもいい?みんながもう一回したいんならいいと思うけど一人でも嫌やっていう子がいたら、また気持ちがひとつにならなくて負けてしまうんちゃうかなぁ…」と言うと前の方でひとりの子が「もうしたくない、絶対負けるもん」とぽつり。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
そんな一言が聞こえてきたので「気持ちみんなに言ってみ」と声をかけると、うるうるしながらみんなに「ぼくは出たくないし、もうしたくない」としっかり言ってました。みんなでもう一回頑張ってみようかという流れになっていたのが一変!「なんでーや!」「もう一回したら勝つかもしらんやん」「諦めていいの?」みんなの口から次々とでてきました。それでも「いやや!負けるもん」の一点張り。みんな涙がこみあげてきて涙ながらに「みんなで力あわさなあかんやん」「逃げてたらあかんやん」「「小学校にいってもつらいことあるねんで、いつも諦める?」「リレーも綱引きも負けてて最後に一つくらいは勝ちたい」さっきまで黙って座り込んでいた子ども達も一生懸命に一人のやりたくない気持ちを動かそうと想いをぶつけてみんな泣きじゃくってしまいました。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
やっとみんなの気持ちが出てきたなぁ、ちゃんと自分達なりに感じて熱い想いをもってるんだなぁと私も射場先生も涙がぽろぽろとこぼれました。長い間みんなの気持ちをぶつけ合って「みんなが頑張るって言うんだったら…」とみんなの気持ちが通じて、ひまわり組さんへ試合を申し込みに行きました。快く引き受けてくれたひまわりさん、「応援するからね」と声をかけてくれたあやめさん、そしてチャンスをくれたハヤピー。そしてここまでくやしい思いをした気持ちを無駄にしないよう次の試合に挑みたいと思います。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
 |
|
|
|
|