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2月13日(水) ちゅうりっぷ組クラス日誌・大西
“こびとのくつや”さんで、こびとさんのぼうしにつけるポンポンを役の子たちは自分で作っています。そいの余りも毛糸があったので出しておいて「3つ編できる人」と聞くと「はーい!」と2人ほど手が上がりました。その子たちは3つ編、あとの子たちは2つ編もいい感じと伝えてセットしてあげると、どんどん出来てきました。「頭につけるようにしたい」とのリクエストにオリタさんの赤ゴムをつけるとカチューシャになりました。そこでやめない子は、折り紙でネコの耳までつけてくれて、次々おしゃれな女子が作っていってくれました。今日の劇あそびは本番まであと数日、焦っても仕方がないけれど、やはり子どもたち一人ひとりが「表現する」ことの楽しさ、そしてそれを認めてもらう喜びを感じてほしいと思い、ほめて、ほめてを思い切りしようと決めていました。こびとさんの一人が「くつ作り」を提案するセリフを言っても、あとのこびと達は自分のセリフを言うのと待つ状態でしたが「みんな、だれがお友だちに○○しようって言われたら『やるやる!』とか言うよねー」などその場面でセリフを受けた子たちが、どんな表現を返すかをクラス委員で考えてきました。やっと自然な形が出てきている場面もありますが今日1番嬉しかったのは、おじいさんの靴を買って帰るお客さんが「またくるねー!」「おじいさんがんばってねー!」と自発的に言ってくれた場面でした。そして一番ラスト、何か盛り上がりに欠けると思っていた、こびとさんたちがおじいさんからのプレゼントのくつを手にして「わーい」と喜ぶ場面はそこで待っている子たちが拍手をしてくれました。とってもあたたかい雰囲気の場面となりました。本番がどうあれ、この子たちが考えて自身の体で表現しようとした事が何にもかえ難い私の宝物でした。 |
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