10月12日(金) ちゅうりっぷ組クラス日誌・大西
標高342mの若草山、その登り口にちゅうりっぷの子どもたちと立った時、緑色の画面に吸い込まれそうな気がしました。一見なだらかそうに見える緑の斜面に、赤帽子、青いリュック、そしてミサトっ子のぞうりをはいて一歩ずつ一歩ずつ登って行く子どもたちを隊の後ろから眺めた時、運動会の時とはまた違った頼もしさを感じました。はじめは階段を使うのですが、途中から階段わきの緑の草の斜面を背の順をやめて、ぐちゃぐちゃで歩きました。これが結構きつくて行きの上がる子や、「しんどーい」と言う子もいました。が、それとは逆にダッシュで我先にと来る子もいて、たくましさを感じました。また、Aちゃんがずっと自分の両手を「しんどい〜」と言っているBくんたちに差し出して引っ張ってくれている姿にジーンときてしまいました。どんどん高い所に来るたび眼科に広がる景色に「ヤッホー」と叫んでまた登って…。「もうお腹ぺこぺこ〜!」と言う子が続出で頂上でのホイル弁当はいつも給食で遅くなる子もぺろりでした。待望のおやつタイムは、偶然同じものを持って来ていた子たちで「じゃがりこきょうだい」「らむねきょうだい」「じゃがまりこちーむ」と色々なグループが誕生していました。早く頂上に着きあっという間の食事がすみ、帰りのバス出発に1時間30分もあるので歩いて下山になりました。下り道は上り以上にしっかり歩かないと転びますが、先頭のCくんが「ぼくがぴっぴって言ったらDくん“かいだん”って言ってな」と考えてくれて、皆んなに「ぴっぴ」「かいだん!」しばらくして「ぴっぴ」「いしころ」と注意を促してくれていました。そういう気遣いが出来る事を最後にみせてくれた思い出深い遠足になりました。