10月23日(火) すみれ組日誌・加藤
ボタンあそびが停滞してきて、遊ぶ子も少なくなってきているので、ひとつ仕掛けてみました。いつも通りプリンカップへ移している子に混じって「これキレイなぁ〜」とボタンをスプーンですくって見せると「わぁ、本当や!ぶどうみたいな色や!」と返事してくれました。同じものを探して「一緒のあった!どこに入れようかな」と、また見せると「ここは?」とさっき入れたのと同じカップを差しました。「そうやなぁ、同じ色やなぁ」と入れて「次は赤色やわ」と見せました。今度は違う空のカップを探して「これはここ」と差してくれました。すると「これは白や」と自分でも私の真似っこのようにしだして、そこからどんどん色分けがはじまりました。たくさんのカップに色分けされたボタンが詰まっていて、それだけで、何かのコレクションのような雰囲気が出てきました。それを見て子どもたちも「何?」と興味を持ったようで、この頃はボタン遊びに少し飽きたのか、あまりやっていなかった子どもたちが、続々と集まってきてあっという間に満席になりました。「何やってんの?」と聞いてくる子には「あのな…」と色分けしてるんだということを伝えようと一生懸命に話す姿も見られました。白いクルミボタンを見せて「マッシュルームみたい」と言うと食べるポーズをしてくれたり、そこから「スパゲッティに入れてな、食べたらな…」と話がふくらんだり、ボタンあそびを通じて人と人とのかかわりの場にもなっていることを実感しました。