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10月31日(金) すずらん組クラス日誌・長谷川
前日になりお天気が怪しく、心配されていた十三峠越えでしたが、持ち物にレインコートを追加してもらい、雨が降らないことを願いながら当日を迎えました。先週から、十三峠の話をしていて「奈良県まで歩くねんでー!」「たくさんあるくよー!」と子どもたちに伝えていたので、朝やって来た子どもたちは「いっぱい歩ける靴で来たで!」と張り切っていたり、「今日って何時まで歩くとまだ歩くん?」とまだ未知の経験にちょっぴり心配していたり…とそれぞれ色々な気持ちのようでした。スズメバチがいた時の合図を確認して“エイエイオー!”をして気合を入れて、いざ幼稚園を出発です。外環状線を渡り、山が近づいてくると「あのやまを登るん?」「めっちゃ大きいなぁ!」興奮気味の子どもたちでした。山に向かう途中の道では、葉っぱが紅葉していたり、柿の木においしそうな柿がたくさんなっていたり、大きなくもの巣を見つけたり…と秋の自然をたくさん感じたり、色々な発見をしたりして楽しんでいました。サワガニのところでは、冷たい川の水も何のそのでカニ探しに夢中になっていた子ども達。お昼のカレーライスはすぐにおかわりの行列ができるほど、おいしそうにペロリとたいらげていました。水呑地蔵のところから見る景色はとってもきれいで、お家の人に向かって“ヤッホー!”と叫んだり、今歌っている“やまびこごっこ”の歌を大合唱したりと元気いっぱいのすずらんぐみさんでした。後半の山登りでも、歌をうたうほど余裕で登っていく子どもたちに聖光っこのたくましさをかんじました。山を登り切り、トンネルを越えて奈良県に着き、みんなでバンザイをしました。まだ実感がない様子でしたが、幼稚園からお山を越えて自分の足で奈良県まで来た事に本当にすごい事なんだよとお話しすると、自信に満ちた表情の子どもたちでした。今回は私の声がガラガラで大きな声が出せなかったのですが、「大丈夫?」と心配して気遣ってくれたり、お山を登る時に背中を押してくれたり…と子どもたちの優しさにたくさん助けられて、支えられた一日でした。最後になりましたが、ご協力いただきました保護者の皆様、林先生をはじめ付き添って下さった先生方のお陰で無事に十三峠を越える事ができました。本当にありがとうございました。 |
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